ハイパーオータムシーズンで秋の味覚が食欲を刺激してくる中、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
われわれ夫婦は多忙ながらにポップインアラジンを駆使して寝室でバチェロレッテ鑑賞に勤しんでいた。
ハイスペックからクセのある人材まで様々な男性陣が競い合う素晴らしきエンターテイメント。
ぜひ、一度ご鑑賞いただきたい。
「ムコドノも出たい?」
という、テラスハウス観賞時にも毎回必ず確認される謎の問いに真摯に答えながら、
数多の男性陣がだんだんと削られ進んでいく展開に、どんどん引き込まれていった。
大きな見どころとなっているのは、バチェロレッテである萌子の人間力の高さである。独特の感性と育ちの良さから裏付けされる道徳心の高く視野の広い価値観や発言の数々。
その萌子さんの人間力の高さにどの男性よりも萌子さん推しという噂すら耳に届いていた。
個人的には藤井氏があえなく散った1on1デートでの
人間力の違いが顕著に現れた得もいえぬ瞬間には感慨深いものがあった。
無事に観賞を終えてから、
ふと、日常において萌子節が聞こえるような気がした。
毎週楽しみにしていたコンテンツを見終わり、
再び切磋琢磨する日常に戻ったはず。
なのに、不思議と聞こえる萌子節。
エリカだ。
彼女は紛れもなく萌子さんの影響を受けていた。
「萌子さんみたいになりたい」
「萌子さんは育ちの良さが出ている」
確かに、そう語りながらバチェロレッテシーズン1を観賞していた。
普段は関西弁基調の鬼嫁エリカが、
この前お風呂に入っているときに
なぜか
「こうやって美味しいお野菜を食べられるのも本当にありがたいと思うの。」と、
どう考えても今まで発したことのないイントネーションで
徳の高い言葉を紡ぎ出してきた。
「私の幸せは私が決める。」
どこかで聞いたようなフレーズも恐らく重複している。
なお、この直前にはシャワーをあびながら
「***っメチャッ ハピっ ***」
などという暗号のようなフレーズを口ずさみ、
もはや我々は追いついていない若きジャニーズグループの
アップテンポのポップスを無心で吟じていた。
たしかに最近のエリカは
視野が広がり視座も高くなってきたことで「感謝」をふと口にすることはある。
(一方、私への罵詈雑言ルーティンは健在している)
しかし、口調が変わるのはおかしい。
いよいよ耐えきれなくなった私は、
焼肉を食べた帰りのセブンイレブンに入った際に同じく萌子口調で
「絶対にこのアイスは美味しいと思うの」
と萌子っぽく言い放ったエリカに問うた。
「萌子やん」
「萌子意識してるやん」
そういうと、
「してないし!!!」と言い放ったかと思うと、
「でも影響は受けてると思うの。」
と、萌子ふうに答えてきた
素直な鬼嫁を私は愛している。
うちの鬼嫁ハンパねぇ