うちの鬼嫁ハンパねえ

鬼嫁とのステキな日常を綴るブログ。概ね、毎週日曜日の19時くらいに更新。

概ね、毎週日曜日の19時くらいに更新。

〇〇したらコロス

 

先日、スノボに行ってきたわけです。
泊まりで。

 

私にとってスノボは初めて。
未知の体験。
ファンタスティックゲレンデマジック
ウィンタースポーツ。

 

人生でスノボに行ったことがないという
事実を、どこかで払拭しておきたい。

 

絶好の機会。

 

そしてなによりも、

一緒に行くメンバーが最高。

必ず参加したい。

 

しかし、大きな課題が一つあった。

 

そう、

ー鬼嫁の許可が取れていない。

 

 

土曜日からの出発で、
金曜日の夜の時点では、
何の根回しも出来ていなかった。

いや、一度だけ、
スノボに行く可能性だけは示唆していた。

 

その時は、

「本気か?」

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という厳然たる空気の中での意思確認が行われ、
私はNOと言わざるを得なかった。

 

しかし、今回はどうしても行きたい。
その抑えきれない感情から、
断腸の想いで、スノボへの参加意思を
日が変わったタイミングで打ち明けた。

 

 

 

「本気で言ってる?」

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エリカのスタンスは変わらなかった。

 

ただ、私はここで折れなかった。
今回のスノボ旅行に参加する意義を
熱く、冷静に語り、
どうにか参加と欠席のバランスを
フィフティーフィフティーまで持ち込んだ。

 

50:50の状態から、
翌朝の最終決断で答えを出すー

 

そのまま眠りについた。


朝がきた。

 

 

 

「で、どうするの?」

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わたし「やっぱり行こうと思う。」

 

エリカ「そう・・・」

 

 エリカ

「泊を伴う予定は、3ヶ月以上前に言え。」

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そう言われながらも、
エリカの慈悲により、
私はスノボ旅行に参加することが可能となった。

 

休日にエリカに仕事の予定が入っていたことも
許可が得られた一つの要因であった。

 

私は急いで身支度を整え、
エリカへの愛を囁き、
颯爽と玄関から集合場所へと向かうべく
軽快なステップを歩みはじめたその時だったー

 

 

 

エリカ
「骨折したらコロス。」

 

そう、スノーボードは危険なスポーツ。
油断して少し調子に乗ると、
特に初心者の私は怪我をするリスクを孕んでいた。


そして私は骨折することが出来なくなった。
骨折すると死ぬことが確定した。

 

 

 

エリカ
「風邪を引いたらコロス。」

 

そう、雪山は寒い。
人は寒暖差に弱く、体温管理を疎かにすると
簡単に風邪を引きかねない。

そして、私は風邪を引いたら死ぬ。
気をつけよう。

 

 

エリカ
「ただ楽しんできたらコロス。」

 

そう、スノーボードは楽しむものじゃない。
ボードは本気のスポーツ。
生半可な気持ちで臨むものではない。

レンタルショップで初めて出会う板と意思疎通を図り、
お互いの強みや弱み、恥ずかしいところを語り、
雪と対話し、山を駆け下りる。

私はひと時も笑顔を見せないことを誓った。

 

そのシーンは、キルアが天空闘技場で
ザコキャラであるサダソに見せた忠告と恐ろしく酷似していた。

 

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(HUNTER x HUNTER 7巻より)

 

かくして、楽しい旅行に出発し、
1日目は無事に滑り終わった。

 

 

本来、私は1泊で帰る予定であった。

 

しかし、旅行はとてつもなく盛り上がった。

 

そして、私は・・・2泊することとなった。

苦渋の決断であった。 

 

 

帰宅時、たまたま家の前で、
仕事に向かうエリカとすれ違った。

 

エリカ
「むこどの・・・・・遅い。
もう離婚しようかと思ってた。」

 

危うく離婚の危機を迎えるところであった。

 

うちの鬼嫁ハンパねえ。