うちの鬼嫁ハンパねえ

鬼嫁とのステキな日常を綴るブログ。概ね、毎週日曜日の19時くらいに更新。

概ね、毎週日曜日の19時くらいに更新。

鬼嫁のメイクの変化に気づけない

天気の良い休日。


代官山kintanで優雅に焼肉ランチを食べ、
恵比寿にあるアトレの屋上で
休憩していたときのこと。

 

春の陽気に包まれて
ポカポカと気持ちの良い気分に
包まれていた時、
ソレはきた。

 

「ねえ、エリカのメイクが変わったの
 気づいてる?」

 

 

正直に言うと、
少しだけ感じていた。

 

何かが少し、変わったな。と。

 

ただし、明確に把握できている訳ではない。

 

フィールドが女性のコスメとなると、
太刀打ちできない。もう、俎板の鯉。

 

しかし、言った。私は。
「気づいてる。」と。

 

嬉々として挑発的な目で
「どこが変わった?」
鬼嫁は聞いてきた。

 

春の陽気に包まれた屋上に戦慄走る。


ちなみに、
「どこが変わったかわかる?♡ウフフ」
という、付き合いたてのカップルの空気ではない。


禍々しい重圧を感じさせる
もはやそれは尋問である。

 


「アイシャドウ?」

 「ブブー」

 

「まつげ?」

 「ぶぶー」

 

「アイラインが長い」

 「っぶっぶーーー」

 

「眉毛か?」

 「ちがう!!!」

ことごとく当たらない。

 

なお、エリカはマスクをしており、
変化があった範囲はマスク外、
つまり目の周辺ということになる。

 

「アイライン?」

 「が?」

「ん〜・・・」

 「分からないの?信じられない。

 

あの柵の向こうから落ちて。(真顔)」


そう、突然の死の宣告であった。

エリちゃん、ここ8Fだよ。

 

 

 

 

普段から、

「この前着ていたワンピースとこの服どっちが似合う?」

などの質問が飛んで来る。

 

例えば、
あまり日常的に新しい服を買わず、
「一緒に買い物に出かけたときに
奮発して買ったワンピース」

 

このレベルであれば間違いなく覚えている。

 

一方、エリカの場合は
日常的に新しい服が買い足されており、


「それ、いつ買ったの?」という
お洋服にエンカウントすることが多い。

 

宅配便が届くと、

だいたいエリカのネット通販である。

 

もちろん、私の記憶力と愛する妻への気遣いが
足りていないのかもしれない。

 

しかし、微妙に特徴が異なる服の場合、

違いに気づけない。

 

(我が家は鬼嫁の服が
クローゼットに入りきらずに
溢れて居る状況である。)

 

そのあとは、
エリカあるあるの「HARBSでお茶したい」
という願望を叶えるため、
アトレのHARBSへ。

 

エリカはHARBSのケーキが好きである。

 

自宅でくつろいでいても、
HARBSのケーキを買ってきてほしい」
というリクエストを告げられる。
(最近、鬼嫁の態度がエスカレートしている)

 

なお、共にケーキを食べる場合も
最新の注意を払わなければならない。

 

ショートケーキの場合、
先にケーキ先端のとがった部分を食べてしまうと
怒られるし、

 

終盤に差し掛かり
ケーキから安定性が失われ、
ケーキ自身がその体勢を維持できなくなり、

 

私の最後の一刺しでケーキが倒れた時、
怒られる。

 

ショートケーキにはファンタジーがある。

角が立つのに滑らかなクリームに、
舌に入れた時に感じる絶妙な甘さ。
瑞瑞しいのに真っ赤で甘いイチゴ。
綺麗な三角形。

エリカはこのファンタジー
とても大切にしている。

 

そのため、
本来は幸福感に包まれるはずの
デザートタイムも、
なぜか胃がキリキリしている時がある。

 


概ね、夫婦間の会話テーマは
エリカからの私、ムコドノへの
リクエストと不満。

 

「ねえ、作業用のデスクと椅子買ってよ」
「ピンク色のMacも欲しい」
「iPhone11も欲しい」
「お金」

 

 

物欲の底が見えねえ・・・・!

 

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(HUNTER X HUNTER 25巻 132P)


その後、スーパーでお買い物をして帰宅。

そんな愛に溢れる春の休日でした。

 

うちの鬼嫁ハンパねえ