うちの鬼嫁ハンパねえ

鬼嫁とのステキな日常を綴るブログ。概ね、毎週日曜日の19時くらいに更新。

概ね、毎週日曜日の19時くらいに更新。

うちの鬼嫁の健康意識はハンパねえ

 

 

うちの鬼嫁は圧倒的に健康を大切にする。

それはもう健康をかなり大切にしていて、

旦那である私への配慮もハンパない。

 

どれくらいハンパないかと言うと

 

 

「先に死んだら殺す」

 

 

という宣告を私は受けている。

 

先に死んだら殺されるらしい。

 

つまり人は二度死ぬ。

 

 

一見ただの暴言と思いきや、未だに解明されていない生命の神秘、魂の輪廻について思考を巡らされる一言に、驚かされる。

 

 

仮にもし私が先に死んだ場合、

死んだと思ったら妻にもう一度殺される。

 

 

これは言い換えると、うちの鬼嫁の

圧倒的でハンパない愛情の裏返しであり

 

「あなたが先に死ぬようなことは許さない、そんなことがあってはならない」

という壮大な愛のコンツェルト(協奏曲)だ。

 

 

 

どのくらい私への健康を配慮しているかと言うと、

 

まず私は家では基本的にビールは飲めない。

 

 

サラリーマンたるもの満員電車という

殺伐とした定額制のアトラクションに毎朝揺られ、

朝から晩まで社会の荒波を渡りきり

クタクタになって帰って来たならば

ビールの1本や2本は飲みたいものである。

 

 

帰りのスーパーで

今日はスーパードライか、

いや、プレモル気分ではないか?

などとやっているのである。

 

 

 

私は帰宅と同時に

「今日はけっこう疲れたな。」と

あたかも身体が熱烈にビールを欲していることを極めてナチュラルに伝えている。

 

 

だが、最早あなたもお気づきの通り

そのような小細工はうちの鬼嫁には通用しない。

 

 

私が驚くほどの自然な所作で

 

プシュッ

 

と缶を開けたにも関わらず、

 

「誰に許可取ってんの?」

 

 

許可制である。

気づけば許可制となっていた。

 

家庭内の最高意思決定機関であるエリカに

「ビール飲酒許諾証明書」を発行されることで初めて

平和に黄金の液体を味わうことができる。

 

 

エリカの中では

 

= 毒 なのだ。

 

酒?

エリカ「  」

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(HUNTER x HUNTER 25巻より) 

 

結局、

「まあ、飲めば?知らんけど」

 

と、最後は突き放される。

 

(尚、タバコに関してはこの程度では済まない。)

 

 

そして、私の食生活に少しでも乱れが垣間みえると、

うちの鬼嫁は全身全霊を持って

まるでかつて浦飯幽助を窮地に追い詰めた

戸愚呂(弟)のように、

私に命の儚さと尊さを思い知らしめる。

 

 

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幽遊白書 12巻より)

「お前もしかしてまだ

自分が死なないとでも思ってるんじゃないかね?」

 

 

そう、戸愚呂と全く同じセリフで

お前ももう20代ではない、

いつまでも若いと思うな。

 

 

という、極めて現実的なメッセージを

直接的にお届けしてくれる。

 

 

表面上では手厳しい仕打ちに見えるかもしれないが、私は心の奥底の世界では寵愛を受けているはずである。

ここに関しては感謝を申し上げるしかない。

愛している。

 

 

 

ただし、うちの鬼嫁は私が健康を保てていることが「自分のおかげ」であることを

かかさず伝えてくる。定期的に。

NHKの集金のように。

 

 

ブリーチという漫画に、人の記憶を改変して"全て自分のおかげ"とする月島さんというキャラがいる。

 

 

うちのエリカは正に月島さん同様"命の恩人"として強烈にアピールを行なってくる。

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そして当然、

「ありがとう、えりちゃんのおかげだよ」

そう答える以外に選択肢はない。

 

「いや、自分なりにけっこう気を遣ってるし、

自分でけっこう頑張ってるんすヨ。自分なりに。」

とかなんとか言っちゃったらだめ。

 

いずれにしても、

 

 

うちの鬼嫁ハンパねえ。