うちの鬼嫁ハンパねえ

鬼嫁とのステキな日常を綴るブログ。概ね、毎週日曜日の19時くらいに更新。

概ね、毎週日曜日の19時くらいに更新。

うちら全力で経済回して永遠にランナウェイ


コロナウイルスで時代の転換期、
来たる大幅な景気の悪化、

やがてくる人類のエボリューション。

 


そんな中でもエリカの物欲はエスカレーション。

 


今月の給料日は、なぜかいつもよりたくさんのお金をリクエストされたよ?

 


とはいえ、むこどのは追い込まれて頑張っちゃうタイプ。

逆境と逆光◎だから。眩しい顔が得意だから。

 


過激で過剰な要求に対して、ココロの防御力は鍛えられていて、

もうやんごとないことになってる。

やんごとないですよこれは。

 


そこらへんのナイフでは傷一つつかない。

クロロがベンズナイフでキルアの親父を切りつけた時のように。

 

 

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そんな私も、

かつて鬼嫁エリカの親父殿に苦言を呈したことがあった。

 

 

 

そう、結婚して半年ほどの頃。

 

 

 

たまたま出張で、

エリカの実家の方まで行くことがあり、

一人で鬼嫁の実家に泊まったことがあった。

 


「鬼嫁の実家に泊まる」と書くと

非常に難易度と致死率の高そうなイベントに見えるが、ぜんぜん優しくしてもらっている。

 

 

 

その日は親父殿が行きつけの割烹で

サシ飲みをしたのであった。

 


しばらく雑談をしたのち、

親父殿から切り出してくれた。

 

 

 

「いやあ、うちの娘は大変やと思うが…」

 

 

 

「ええ、大変ですね。。。

 

 

 

 

 

 

一体どんな教育をされてきたのでしょうか。

 

 

 

お酒が進んできたこともあり、

つい物申してしもうた。でござる。

 

 

 

 


親父殿の返事はこうだった。

 

 

 

 


それはすまん。

 

 

 

 


気持ちの良いほどの謝罪であった。

そしてこれは、自分の娘は手に負えないという

親父殿の全面降伏であった。

 

 

 

その後の親父殿のセリフは、こうだった。

 

 

 

「エリカがムコドノのような相手を連れてきてくれて、

本当に良かったと思っている」

 

 

 

企業の取締役である親父殿は、人心掌握に長けていた。

私は責任感を掻き立てられ、遠回しに「お前ならできる、いや、やれ」

そう言われているような気がした。

 

 

 

と言いたいところだが、

親父殿の言葉は真剣だった。そう、親父殿は泣き上戸で熱いオトコ。

そこは遺伝でエリカにも受け継がれていた。

 

そこからは酒を浴びるように飲んだ。

家庭内の経済危機については腹の底に飲み込み、

果たして自分の欲望を全て満たしながら生きることがそもそも本当に間違いなのか、

これからも己がエリカの欲望を満たし続ければ良いのではないか、

そう思いながら酒を浴びるように飲んだ。

 


そこから、様々な愛と欲望と悲痛、苦渋、希望、夢、

苦痛、辛抱、愛、我慢、愛、我慢、我慢、などに満ち溢れた生活を送っている。

 


エリカを幸せにするために、そして己自身が幸せであるための日々が続いている。

 


うちの鬼嫁ハンパねぇ