うちの鬼嫁ハンパねえ

鬼嫁とのステキな日常を綴るブログ。概ね、毎週日曜日の19時くらいに更新。

概ね、毎週日曜日の19時くらいに更新。

うちの鬼嫁の愛の深さがハンパねえ

 

先日の風呂の中での会話である。

 

 

「寝る前にいつも考えてるの

むこどのとはいつか必ず別れの瞬間がくる

むこどのと一緒にいれる時間は有限

刻一刻と減っている。


ねえ、そう思わないの?!?!(急騰)


だから先に死んだら許さん(怒)」

 


驚いたことに、

普段、物欲と性欲は誰にも負ける気がしない

と豪語しているエリカは、

その煩悩にまみれた発言とは真逆の言葉を弁じた。

 


「オカネ。オカネ。(money)」

と、常軌を逸した金銭感覚で我が家の家計を破滅に導く一方で、

 


時間は有限であり物事に永遠は無いという諸行無常の理を深く認識し、私と過ごすその一瞬一瞬を大切に過ごしているという。

 


いつも平日は

「ねえ早く帰ってきて、17時には帰ってきて」と催促を受け、東京という大都会ヒエラルキー社会で会社員として働く私に無理難題を要求してきていると考えていたが、

 


仮に私が80歳まで生きるとして、残り47年間1,482,192,000秒のその一秒一秒をエリカは惜しみながら生きていた。

 


そう、私は深く愛されていた。

 

 

 

ドラマなどで夫が先に逝く話が出ると

 


「むこどのは絶対死んだらだめ。

ねえ、死ねないよね?

先に死んだら地獄に落ちる。ねえ。

エリカを一人にできる?ん?」

 


最近、仏教を起源とするヴィパッサナー瞑想に関する書物を読んだ中に、

徳を積めば輪廻において地獄、畜生の世界への再生は避けられるとの記載があり、

また別の書籍でも徳を積むこと意義と大切さを学び、実行に移していた。

 


が、鬼嫁は私の不断の努力を無効化し、その輪廻すら支配するという。

 


ハンパない。

 


しかし、普段はこの深い愛を

鬼嫁の禍々しい物欲、解放された煩悩が覆い隠しており、

私の目もそのモヤモヤとした霧によって曇ってしまっている。

距離が近ければ見えなくなる。何事も灯台下暗し。

 


鬼嫁はその遠慮のなくデリカシーもどこか彼方へ吹き飛んだ発言で、

ムコどのの感情の膜のようなものを引っ掻くことが得意であった。

 


この膜はかなり大きく柔らかい構造で優しくエリカを包み込んではいるが、

時には破れてしまうこともある。

 


が、その膜も

鬼嫁のさらなる圧力で

急激な再生を遂げる。

 


そう、私の抵抗は一瞬で終わる。

 

 

 

 


そもそも、なぜこれほどまでの

ワガママが言えるのか?

 


その裏には、

もはや地殻からマントルをつけ抜けて

地球の裏側の国まで届くほどの旦那への深い愛があるからか?

 


(ブラジルの人、聴こえますか?)

 

 

 

エリカは云う。

 

 

エリカは愛される存在。

エリカの旦那になる人は、

エリカを深く愛する、と。

 

 

 

一方で、世の中に完璧な男など居ないという。

理想が高くて彼氏を作れないのは間違えている。完璧を求めすぎ。

完璧な男なんていないんだから、

だめな部分はだめな部分で受け入れて、変えていけば良い。

 


「だからクソムコどのはエリカと結婚できて幸せだね(原文)」

 

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(BLEACH 35巻)


そう、完璧とは絶望。完璧を求める必要などない。完璧ではないから成長する。完璧ではないから愛おしい。

 


そのような哲学が彼女の中には存在している。

 


うちの鬼嫁ハンパねえ