うちの鬼嫁ハンパねえ

鬼嫁とのステキな日常を綴るブログ。概ね、毎週日曜日の19時くらいに更新。

概ね、毎週日曜日の19時くらいに更新。

うちの鬼嫁の理不尽さがハンパねえ

 

今回は日常のエピソードを紹介させて頂きたい。

 

先日、銀座で会食をした後に
仕事でクタクタの身体を東京メトロの車両に預け、
会食の際はいつもエリカが不機嫌になるため帰路を急いでいた。
相変わらず東京の電車は混んでいる。

 

そしてその日はあまりにも疲れていたものだから帰宅後のエリカとの時間(通称、日中1人にしてしまったエリカを構う時間)も割愛させて頂き、
その日はシャワーを浴びてすぐに寝床についた。

 

 

 

その5分後、リビングから何か甲高い声が聞こえてきた。

3秒後、寝室の扉が開いた。

 

「ちょっと!!!むこどのがコーラを机の上に置いてるから、こぼれたでしょ!!!」

  

コーラを机に置いてるから

こぼれた・・・?

 

そう、たしかに私はコーラを飲んだものの思っていたよりも甘く感じ、
少し残してそのまま机の上に置き、
寝床についてしまった。 

 

たしかに、コーラを残してそのまま寝てしまった私には非がある。

しかし、机の上に置いてあるコーラは勝手にこぼれないはずである。

 

だが、鬼嫁の主張では100:0で私が悪かった。

 

そもそも私がコーラが入ったコップを
テーブルの上に置いていなければこんなことにはならなかった、ということだ。

 

エリカは「コップは自分が倒した」という
自身の責めに帰す事由を完全に無かったことにしており、
 

「もう!!」と憤慨しながら
部屋を後にし、その後も独り言がリビングの方からは聞こえてきていた。

 

願わくば珍しくすぐに就寝体制に入った私に配慮して頂き、出来ればそっと寝かせてくれる優しさを期待したが、
エリカは再び部屋に入ってきたあとで改めて私を非難し、
コーラ論争は集結した。ハンパない。

 

別の日、お昼のLINEのやり取りでは、
エリカからの「夜ご飯なに食べたい?」という質問に対して
昼食後に満腹状態だった私はうっかり

 

「特に思いつかないな」

 

と思うがままの返事をしたものの、
ハッ としてすぐに稚拙な回答を反省し、

 

「カレーにでもする?」
「もし面倒だったら、オリジン弁当でも」
などと返答をしていたところ、

 

穏やかな昼下がりには想定をしていなかった

「主婦だったらどうするつもり?(怒)」

という叱責が返ってきていた。

 

エリカの日々のサポートにはもちろん感謝しているが、
妻の幸せを願いながら会社員として日々働き、
常日頃から「もっと稼げ!」とプレッシャーを与えられ続けている身分としては、

 

更に"主婦同等の目線で物事を考えなさい"という要求は非常に新しかった。


たしかに、ゴミ出しや洗濯はするものの炊事はエリカに甘えていた。

 

なお、その時同時に
オッサンがエレベーターの出際で
扉が開くと共に放屁をかましながらイグジットするという
ダブルでインパクトのある出来事が発生した。

私のデスクは一つ上の階のため
オッサンの屁と共に閉鎖空間で数秒間を過ごすこととなり、
そのオッサンがどのようなマインドを持っているのかが興味深かった。

 

 

ただ、幸いにもエリカと私の食べ物の好みは似ていて、
メニューで揉めることはあまりない。

 

仮に「よし、今日はステーキを食べよう!」と意見が一致した後でエリカが
「やっぱりパスタが食べたい」と言い、
例え私の胃袋が既にヒレステーキの形になっていたとしても、

 

「それがいい!ちょうどパスタも食べたいと思っていたところなんだ!」

 

と言えるくらいの器量を持ちあわせるようになった。

 

そして、相変わらず鬼嫁は偉そうなので、
私も都度「なんでそんなに偉そうなのか」と聞いてしまい、
その度にお決まりの

 

「偉いから」

 

という切り返しがくるわけだが、この前は

 

「ムコドノとエリカでは身分が違うんだから。」

 

という新しい回答があり、
知らない間に家庭内にカースト制度が導入されていた。

 

しかし、一見理不尽に思えるどのエピソードでも私自身が「100%悪くない」とは言い切れず、
皮肉にも色々と気づきを得られることが多い。

 

上述したエピソードも、

私がコーラを片付ければ良かっただけの話であり、
晩御飯の献立に関しては相手の立場に立って物事を考える力が
足りていなかっただけの話なのだ。

 

そのうち私も、朝起きた瞬間から
「今日も1日すみませんでした!!」
と恐縮しながら過ごす日々を迎えるかもしれない。

 

全ては自分の捉え方と在り方の問題であり、 
日々、理不尽に耐えながらも
私は鬼嫁を愛してしまっている。

 

不満を抱えながらも愛すべき部分はたくさんあり、
その不満については相手を理解することで
許容範囲が大きくなる。

 

せっかくなので、そんな私のレジリエンスとマインドが
身についていったきっかけであり、
人生を変えてくれた物語を紹介させて頂きたい。

  

素敵なマインドが身につく物語

 

思えばこの物語に出会ったのも5年以上前。
エリカと出会ってからも5年以上の月日が過ぎ、
このような激しくも幸福な日々を過ごしながら愛を深めている。

 

うちの鬼嫁ハンパねえ